完全保存版 牛肉 部位 特徴 値段 簡単解説

【完全保存版】牛肉部位の特徴と値段を簡単解説!

肉ソムリエお肉情報発信ブログ『Meat-sommlier』へようこそ!

この記事では牛肉の部位の特徴を肉ソムリエが分かりやすく説明いたします!

これを読んでいただいている方は例えば…

・焼肉店に行っても、結局どの部位が美味しいか分からないから、カルビやハラミを食べてしまう…
・この前食べた希少部位美味しかったけどどこの部位だったんだろう…

そんな悩みや疑問があると思います。
このページではそんな悩みを解決できるよう、各部位の特徴を分かりやすく説明していきます!

 【牛肉部位のまとめ一覧概要】

1.旨み・霜降り・柔らかさを5段階で評価

2.おすすめ料理
3.黒毛和牛の場合の平均価格(焼肉屋で独自調査)
4.黒毛和牛の場合のカロリー(文部科学省の食品成分データベースより)
5.部位の特徴

 【解説者】
肉 ソムリエ 八代瑛二郎

  1. ネック
  2. 肩ロース(ザブトン)
  3. ウデ(ミスジ、ウワミスジ、クリ)
  4. 肩バラ(ブリスケ、三角バラ)
  5. リブロース
  6. サーロイン
  7. バラ(カイノミ、ササバラ、中落ちカルビ、インサイドスカート)
  8. ランプ(イチボ、ランボソ)
  9. ヒレ(シャトーブリアン)
  10. しんたま(トモサンカク、まるしん、カメノコ、まるかわ)
  11. 内もも
  12. そともも(千本、ハバキ)
  13. スネ
  14. まとめ 

『ネック』

牛 部位 ネック

【評価】
旨味★★★☆☆ 霜降り★☆☆☆☆ 肉質★☆☆☆☆

【おすすめ料理】
煮込み料理・炒めもの・肉じゃが・カレー・ハンバーグ

【A4黒毛和牛平均価格】
1000円/100g

【黒毛和牛カロリー】
180kcal/100g

【特徴】
風味や旨味が強い牛の首に当たる部位。
牛が餌を食べるときは首をよく動かすので、肉質はすねに次いで2番目固めです。

塊のまま焼くと硬いので、じっくり煮込んで柔らかく旨みやエキス分が抽出することで美味しい煮込み料理になります。

こま切れなどにして肉じゃがや炒め物に使うのもおすすめ!

こだわりの強いハンバーグ屋では、タネにひき肉にしたネックを使用し、味の濃いハンバーグに仕上げているお店も!

また硬い硬いと言われますが、肩ロース側に近い肉質は霜降りと赤身がバランス良く混在しているため、薄く切って焼肉にも使えます!

 

【肩ロース】(ざぶとん、ロース)

牛 肩ロース 部位

【評価】
旨味★★★☆☆ 霜降り★★★★☆ 肉質★★★★☆

【おすすめ料理】
すき焼き・ステーキ・焼肉

【ざぶとんA4黒毛和牛平均価格】
2800円/100g
【ロースA4黒毛和牛平均価格】
1800円/100g

【黒毛和牛カロリー】
411kcal/100g

【特徴】

大きい一枚肉がとれて霜降り豊かなことで有名な部位です。
すき焼き用として売られている事が多いですが、この肩ロース、実はザブトンや肩ロース芯と言った部位が取れてステーキや焼肉としても非常に美味しい部位です。

特にザブトン(別名ハネシタ)はロース肉よりも霜降り豊かでとても高価な部位です。
だからこそ美味!もし焼肉店でメニューにリーズナブルな価格であったら絶対注文必死です!

 

【ウデ】(ミスジ、ウワミスジ、クリ)

牛肉 部位 肩肉

【評価】
旨味★★★★☆ 霜降り★★★☆☆ 肉質★★★☆☆

【おすすめ料理】
すき焼き・ステーキ・焼肉

【ミスジA4黒毛和牛平均価格】
2600円/100g
【ウワミスジA4黒毛和牛平均価格】
1800円/100g
【クリA4黒毛和牛平均価格】
1200円/100g

【黒毛和牛カロリー】
286kcal/100g

【特徴】
すき焼き肉ならこの部位がおすすめ!
旨みが強くスライスすると柔らかい箇所と噛み応えのある箇所が混在するため一度に二度美味しいという優れた部位!

A5等級等のサシが強いお肉なら、色々な部位があるため焼肉にすると楽しめること間違いなし!

ミスジという柔らかい希少部位はステーキが◎!

 ウデについてもっと詳しく知りたい方はこちら→

 【肩バラ】(ブリスケ、三角バラ)

牛肉 部位 肩バラ

【評価】
旨味★★★★☆ 霜降り★★☆☆☆ 肉質★★★☆☆

【おすすめ料理】
焼肉

【ブリスケA4黒毛和牛平均価格】
1400円/100g
【三角バラA4黒毛和牛平均価格】
2500円/100g

【黒毛和牛カロリー】
286kcal/100g

【特徴】

肩バラはブリスケと三角バラで成り立っています。

ブリスケはハラミと似た味で焼肉通が好きな部位で、私はかなり好きな部位です。

三角バラは焼肉屋さんに行くと特上カルビと扱われることが多く、霜降りながらくどさもあまりない部位で焼肉屋では序盤から中盤に食べるのがベストです。

【リブロース】

牛肉 部位 リブロース

【評価】
旨味★★☆☆☆ 霜降り★★★★★ 肉質★★★★☆

【おすすめ料理】
焼肉、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ

【リブロース黒毛和牛平均価格】
2800円/100g

【黒毛和牛カロリー】
573kcal/100g

【特徴】
他のロース(肩ロース、サーロイン)より、きめ細かい霜降りになりやすい部位です。部位全体の中でもあまり動かない部位のため、柔らかく濃厚な味わいを持ちます。

私のおすすめがやはりステーキ!少しレア目で食べるともう最高です!


【サーロイン】

牛肉 部位 サーロイン

【評価】
旨味★★☆☆☆ 霜降り★★★★☆ 肉質★★★★★

【おすすめ料理】
焼肉、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ

【サーロインA4黒毛和牛平均価格】
3200円/100g

【黒毛和牛カロリー】
498kcal/100g

【特徴】
牛肉の王様サーロイン!
肩ロースとリブロースとサーロインを合わせてロースと呼びます。
ヒレに次いで高級な部位で、肉質は柔らかくステーキとして人気の部位です。
サーロインは見た目も良く、ギフトにも喜ばれる部位ですね。

 

【バラ】
(カイノミ、ササバラ、中落ちカルビ、インサイドスカート)
牛肉 部位 バラ

【評価】
旨味★★★☆☆ 霜降り★★★★☆ 肉質★★☆☆☆

【おすすめ料理】
焼肉

【カイノミ黒毛和牛平均価格】
2400円/100g
【ササバラ黒毛和牛平均価格】
2400円/100g
【中落ちカルビ黒毛和牛平均価格】
1500円/100g
【インサイドスカート黒毛和牛平均価格】
1600円/100g

【黒毛和牛カロリー】
517kcal/100g

【特徴】
THE 焼肉!焼肉屋がこぞって使う、色々な霜降り肉が取れて値段もお手頃なカルビに使われる部位。カイノミやササバラ等は霜降りながらあっさりしていて焼肉通に好まれている部位!


【ランプ】(イチボ)

牛肉 部位 ランプ

【評価】
旨味★★★★☆ 霜降り★★☆☆☆ 肉質★★★☆☆

【おすすめ料理】
焼肉・ステーキ・ローストビーフ

【ランプ黒毛和牛平均価格】
1900円/100g
【イチボ黒毛和牛平均価格】
2300円/100g

【黒毛和牛カロリー】
347kcal/100g

【特徴】
赤身の部位でヒレに次いで高級な部位。
肉の味が濃いのに柔らかさも兼ね備え、ステーキでも焼肉でもローストビーフでもなんでももってこいのオールラウンダー!


特にイチボは肉ソムリエのおすすめ部位で焼肉で塩がおすすめ!

 

【ヒレ】(シャトーブリアン)
牛肉 部位 ヒレ

【評価】
旨味★★★★☆ 霜降り★☆☆☆☆ 肉質★★★★★

【おすすめ料理】
ステーキ

【ヒレA4黒毛和牛平均価格】
3200円/100g
【シャトーブリアンA4黒毛和牛平均価格】
4200円/100g

【黒毛和牛カロリー】
223kcal/100g

【特徴】
部位の中で圧倒的な値段を誇る牛肉界の女王!
値段に裏付けされた赤身ながらとろける肉質は全ての人を魅了する。

シャトーブリアンは牛肉からわずか600gしかとれない希少部位で、肉ソムリエが一番好きな部位!
食べたことがない人は人生損してますよと言えるほどの逸品です。

ヒレについて詳しく知りたい方はこちら→

【マル】
(トモサンカク、まるしん、カメノコ、まるかわ)
牛肉 部位 マル しんたま

【評価】
旨味★★★☆☆ 霜降り★★★☆☆ 肉質★★★☆☆

【おすすめ料理】
焼肉・すき焼き・しゃぶしゃぶ・ローストビーフ・煮込み・ステーキ

【ヒウチ黒毛和牛平均価格】
2700円/100g
【まるしん黒毛和牛平均価格】
2100円/100g
【カメノコ黒毛和牛平均価格】
1400円/100g

【黒毛和牛カロリー】
259kcal/100g

【特徴】
霜降りと赤身のバランスが非常にいいオールラウンダーな部位。
ヒウチは赤身とは思えない綺麗なサシで特上カルビとして売られていることが多い部位。
マルシンは赤身ながら柔らかい肉質で通が大好きな部位。
カメノコは肉の味が濃くローストビーフにぴったり!

マルについて詳しく知りたい方はこちら→


【うちもも】
牛肉 部位 うちもも

【評価】
旨味★★☆☆☆ 霜降り★☆☆☆☆ 肉質★☆☆☆☆

【おすすめ料理】
すき焼き・ローストビーフ・煮込み・焼肉

【A4黒毛和牛平均価格】
900円/100g

【黒毛和牛カロリー】
246kcal/100g

【特徴】
うちももはやっぱりローストビーフがおすすめ。
すき焼きで使われることも多いです。
和牛だったら焼肉でも美味しく召し上がれる部位で以外に人気の部位。
箇所により柔らかさが違うため、当たりはずれの見極めが難しいのが難点。


【そともも】(千本、ハバキ)牛肉 部位 そともも

【評価】
旨味★☆☆☆☆ 霜降り★☆☆☆☆ 肉質★★☆☆☆

【おすすめ料理】
すき焼き・しゃぶしゃぶ・炒め物・煮込み料理・ローストビーフ

【A4黒毛和牛平均価格】
900円/100g

【黒毛和牛カロリー】
172kcal/100g

【特徴】
霜降りはほどほどに入っているが、あまり柔らかくなく見た目で買うと後悔することも。すき焼きやしゃぶしゃぶ等の薄切りとしての適正は抜群で、赤身の薄切り肉と言えばこのそとももがおすすめ。


【スネ】
牛肉 部位 スネ

【評価】
旨味★★★☆☆ 霜降り☆☆☆☆☆ 肉質☆☆☆☆☆

【おすすめ料理】
煮込み料理

【黒毛和牛平均価格】
500円/100g

【黒毛和牛カロリー】
155kcal/100g

【特徴】
前スネとともスネの二カ所からとれ、煮込むならこの部位!
スジが多いため、煮込めばホロホロの肉質となり、値段も安いため料理好きなら絶品の煮込み料理が作れます!

前すねにはステーキでも食べれるマクラという部位があり、牛一頭から1㎏ほどしか取れない超希少部位で焼肉屋にあったら是非食べてほしい部位。


【まとめ】

いかがでしたでしょうか?
今回は大雑把に各部位をご紹介してきましたが、次回は部位毎で詳しくご紹介していきます!

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