さあ今日は焼肉!
お肉も購入して準備万端。
ちょっと待って!いろんな部位を買ったけど、どうやって焼くのが正解なの?この部位はこの焼き方でいいの?
そう思うと少し焼くの躊躇しちゃいますよね。
このぺージをご覧になれば、
- 焼肉の部位毎のお肉の正しい召し上がり方
を完全に理解し、お肉を最高の状態で召し上がることができます。
その方法を教えるのは
さぁ今回もお肉を美味しく食べるために、学んでいきましょう!
【目次】
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解凍方法
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下準備
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部位毎の肉の焼き方
【解凍方法】
まず焼く前にお肉が冷凍されている場合大事なことが1つ!
それが解凍です!
【解凍方法の手順】
- 前日にチルド室で解凍
- 食べる15分前に常温で解凍
※夏場で部屋が暑い場合は、15分間流水解凍
- ドリップをしっかりふき取る
【前日に解凍し忘れたという場合の手順】
- お肉をジップロックに入れ、30分氷水で解凍
※お肉が濡れないように気を付けて!
- 食べる15分前に常温で解凍
※夏場で部屋が暑い場合は、15分間流水解凍
- ドリップをしっかりふき取る
※上は焼肉用の薄い肉の場合です。薄い肉と厚い場合では、解凍時間が異なりますのでお気を付け下さい。
☆肉ソムリエのワンポイントアドバイス
解凍は非常に美味しく食べるための必要不可欠な作業なので、必ず実施して下さい。これをしない場合、100%美味しいお肉は食べられません。
今回は焼き方がメインとなりますので、簡単に説明いたしましたが、しっかり解凍方法を学びたいという方は、こちらをご覧ください⇒
さあ次も肉を焼くのには切っても切れない大事な
【塩について】
焼肉で大事なのはやはり塩!
この塩の使い方で覚えてほしい方程式が2つあります。
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『100g=1g』
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『外国産は先塩・和牛.国産牛は後塩』
焼肉の場合は、まず肉の総量をはかり、それに見合った塩の量を準備します。
1kgだった場合は、10gの塩を準備します。
塩分はその日の塩の摂取量で、塩辛く感じたり、足りないと感じることがあります。
運動して汗を一杯かいた場合は、塩分を身体がより欲しがるので、1gより若干多めにかけてあげましょう。逆も然りです。
目安は0.9g~1.3g以内です。
そしてもう一つ!肉に応じて塩を振るタイミングが違うんですよね。
『外国産は前塩、和牛.国産牛は後塩』
ここで大事なポイントが2つ!
- お肉に塩を振ると浸透圧の関係で肉から水分が流出
- 肉の水分量は42%がベスト
これを念頭に置いてください。
和牛は生産者が水分量を計算しながら飼育。
ですのでほとんどの和牛の水分量は約40%に調整されているんですよ。
先に肉に塩を振ってしまうと、浸透圧の関係で水分が肉から出ていってしまうため、水分量42%から遠ざかってしまい、ジューシーさに欠けるお肉に
結果、和牛.国産牛の正解は『焼いた後に塩を振る』!
先に振りたい場合は、焼く直前に塩を振ってください。そして外国産。
外国産は日本人と食の好みが違うため、肉の水分量は多めに調整しているんです。また肉に臭みがあるんですよね。そのため、塩は"焼く10分前"に振っておきます。
それにより余分な水分が出て、臭みも減ります。
結果、外国産の正解は『焼く10分前に塩を振る』
もし塩についてもっと知りたい場合は、こちらをご覧ください。
いよいよ焼くところですね。
【焼肉の肉の焼き方】
肉は部位によって焼き方が変わります。
部位毎に一番ベストな焼き方をお伝えいたします。
・牛タン(比較的脂身が多い部位)
- 片面を焼き、表面の周りが少し反ってきたら、裏返します。
この時、脂部分をしっとりと仕上げるために、お肉を優しく引きずるようにして裏返すのがポイント。
- 裏面に少し焼き色が付いたら、再度引きずるようにして裏返す。
- 同様に少し焼き色が付いたら、できあがり。
※もっと焼きたい場合は、①②を繰り返す。
・カルビ・バラ肉(比較的脂身が多い部位)
- 片面を焼き、表面の周りが白くなったら、裏返す。タン同様、お肉を優しく引きずるようにして裏返すのがポイント。
- 裏面にも焼き目が付いたら、できあがり。
※もっと焼きたい場合は、①②を繰り返す
・赤身肉(比較的脂身の少ない部位)
-
お肉の周りに出てくる肉汁が浮かび上がってきたタイミングで裏返します。
- 表面に焼き色が少し付いたら、もう一度裏返してサッと焼いて完成。
※ホットプレートで焼く場合、端の方でじっくり焼くのがおすすめ。
・内臓(ホルモン・しまちょう等)
- 皮面を下にして焼きます。
- 皮面がきつね色になったら裏返します。
- 脂が白から透明に変わると出来上がりです。
※焼きすぎると小さくなるので、気を付けましょう。
【まとめ】
分かっていただけましたでしょうか?
焼くだけではなく、解凍方法や塩の振るタイミング等も非常に大事になってきます。部位毎にも焼き方が違います。
考えることは色々ありますが、意識してやっていけば自然とできるようになります。
生産者の方が丹精込めて育てた美味しいお肉ちゃん達を最高の状態で食べれるようにしてくださいね♪♪
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