お正月等の行事ごとでおうちで贅沢をすると言えば?
そう!『すき焼き』ですよね。
でも作り方を間違えると、せっかくのすき焼きが台無しに…
みんなの期待値が高い分、美味しくなかった時のがっかり感は大きいです。
そんなことにならないよう、肉ソムリエの私が
誰でも簡単に美味しいすき焼きの作り方をお教えいたします。
美味しくするための3つのポイント
・すき焼きは肉で決まる!
・味の決め手は割り下の黄金比
・手際が命!入念な下準備を
【すき焼きは肉で決まる】
【おすすめ産地】
すき焼きと言えばとろけるお肉ですよね?
ですので、外国産=NG。
どうしても筋が多く、硬いためすき焼きの良さを堪能できません。
すき焼き肉を買うなら、【国産・黒毛和牛】がおすすめ。
ブランド和牛になれば、みんな幸せになること間違いなし。
【おすすめ部位】
おすすめの部位は【サーロイン・リブロース・ウデ・マル・もも】です。それぞれ特徴がありますので好みでお選びください。
【サーロイン・リブロース】…霜降り度・多 価格・高。
一口目は最高ですが、正直30歳を超えてくると重く感じられることもあるので、1人2.3枚程度(100g)を目安に購入下さい。
【ウデ・マル】…霜降り度・中 価格・中。
霜降りと赤身のバランスが良く、とろける箇所と味わい深い箇所で2度楽しめる老若男女問わずおすすめの部位。希少部位でスーパー等だとない場合があるため、精肉店で『ウデかマルのすき焼き用ありますか?』と尋ねてみて下さい。
【うちもも・そともも】…霜降り度・少 価格・安。
霜降りはあまりなく、国産レベルだと真っ赤で硬い可能性も。A5等級の黒毛和牛レベルになると霜降りも入ってきて30歳超えた方におすすめの部位に。
【すき焼きにおすすめの厚み】
すき焼きは肉の厚みも大事!
基本すき焼き肉のおすすめは4㎜と言われています。
ですがそれはサーロインやリブロースの場合だけ!
他の部位だと少し歯ごたえがありすぎておすすめできません。
2㎜だと薄いのでとろけますが、見た目が不細工…
一番おすすめは3㎜!
ほどよいとろけ具合と噛みごたえをお楽しみいただけます。
スーパーは稀ですが、精肉店では注文時に『3㎜で切ってもらえますか?』と尋ねれば切ってくれると思いますので、自分に合った部位と厚みを探すのもおすすめですよ!
【性別・年齢別のお肉グラム数目安】
どれほど買えばいいか分からない方もいると思いますので、
性別・年齢別でグラム数早見表を作成しましたので、是非保存して下さいね。
ここからはガンガンいきますので、ついてきてくださいね!
【味の決め手は割り下の黄金比】
すき焼きに欠かせない割り下!これが味を決めるといっても過言ではありません。そんな割り下を簡単に作れる黄金比をお伝えいたします。
【醤油100cc:本みりん100cc:酒100cc:ざらめ30g】2~3人分
【醤油200cc:本みりん200cc:酒200cc:ざらめ60g】4~5人分
みりんではなく本みりんを使うことでより美味しくまろやかに。
またざらめがない場合は砂糖でもOKですが、深みに違いが出ます。
【手際が命!入念な下準備を】
意外にできていない下準備。これホントに重要です!
すき焼きの味は手際の良さで大きく変わります。
【割り下・野菜の下処理・お肉の下処理】とすき焼きを食べ始める前にできることは全てやってしまいましょう!
【肉ソムリエが教える絶品すき焼き作り方】
【材料】2~3人分
・お好きなすき焼き用スライス肉…400g
・焼き豆腐…1丁(通常の豆腐だと水分が出てしまうため)
・しいたけ…1パック
・玉ねぎ…2個
・長ねぎ…1本
・しらたき…半パック
・牛脂…1個
・溶き卵…人数分
割り下
・醤油…100cc
・本みりん…100cc
・酒…100cc
・ざらめ…30g
【下準備】
【割り下の作成】
①鍋に酒と本みりんを入れ煮立たせる(強火でアルコールを飛ばす)
②火を止めてから鍋に醤油とざらめ(砂糖)を入れ、再び弱火にかけ溶けるまで火にかける。
【玉ねぎを電子レンジにかける】
火が通りにくい玉ねぎは耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ全体が透明になるまで火を通す。(600wで焼く3分)
事前に火を通すことで、煮立たせすぎないためです。
【具材を美味しく食べるための切り方】
始める前に必ず野菜とお肉は切っておきましょう。
・お肉…ほとんどの場合、盤面が大きくそのままだと食べづらいので、2等分もしくは3等分に切っておきましょう。
・ねぎ…斜め切りで断面を多く(味がしみ込みやすい)
・しいたけ…かさの部分に十字に切れ込みを入れ味をしみ込みやすくする。
【さあさっそく作っていきましょう!】
①鉄鍋に牛脂を入れ温まるまで中火。
②弱火にし、割り下を少し(30cc)を入れる。
③お肉をまずは1人1枚赤身が若干残るぐらい(焼きすぎるとお肉が硬くなる)まで焼き、お肉だけまず食べる。(割り下にお肉の味を入れる)
④長ネギを焼き色が付くまで焼き、割り下に香ばしさを追加
⑤割り下を全部入れ、さらに焼き豆腐、しいたけ、玉ねぎ、白滝を全部入れ、
煮立ったら肉を入れて完成。
作り方あっさり行き過ぎましたが、作り方はほんとにシンプルで簡単です。
誰でも簡単にプロ並みのすき焼きを作ることができるので、是非一度作ってみてはいかがでしょうか?
先程お肉の部分でおすすめした『ブランド和牛のマルのすき焼き肉』
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